大月町備長炭の窯出し
つい先日、林業プロモーションである向後さんが、備長炭の"窯出しの手伝い"に行くとのことで、
自分も同行させて頂きました。
土佐備長炭は、窯くべ → 乾燥 → 炭化 → 精煉 → 窯出し という工程を約15日間かけて行うらしいのですが、
今回は、一番大変な作業と言われる”窯出し"という工程です。
気合い十分な向後さん↓
備長炭を作る木材となる、"ウバメガシ"という木が窯の右横に並んでおります。
このウバメガシという木は、他の木質より大変硬く、綿密な為、炭材にするのに適しているらしいです。
このウバメガシを窯にある穴から放り込み、800°~1200° の温度で焼くそうです。
炭を窯から出すタイミングは、窯の温度、気候、量、臭い、など様々なものが関係しているらしく、
決まっていつものタイミングではなく、その時の状況によって違うそうです。
窯出しの様子はこちらから↓
向後さんも張り切って頑張っておりました!
取り出した備長炭は、灰と土を混ぜ水分を含ませた、消し粉を被せて消化します。
出来上がった備長炭は、様々な場所で利用され、東京のレストランなどからも受注があるそうです。
備長炭の特徴である、火持がよく火力が安定しているので、低温でじっくり火を入れる、メイン料理などには
最適なんだと思います。
以前、備長炭生産組合の事務局長である中田巌さんに、
大月町の備長炭の魅力について話していただいた動画を作っておりますので、詳しく知りたい方は
そちらを視聴して頂けると幸いです。